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世界水泳2003
北島康介インタビュー
目指すは世界記録更新!

北島康介
日本選手権 男子200メートル平泳ぎ 日本新記録で優勝を飾った北島康介はガッツポーズ=2002年6月14日、東京辰巳国際水泳場
 男子平泳ぎの北島康介(20=東京SC、日体大)が、7月13日にバルセロナで開幕する世界選手権で世界記録の奪回を狙う。昨年のアジア大会200メートルで2分9秒97の世界記録を樹立したが、今年6月にドミトリ・コモルニコフ(22=ロシア)に更新された。今大会で100メートル、200メートル平泳ぎの2種目制覇と世界記録更新を狙う北島が、自身の水泳観とバルセロナでの熱い戦いに向けての抱負を語った。

 ンターハイで優勝し、オリンピックを目指した 
 昨年のアジア大会200メートル平泳ぎで世界記録をマークして、世界のトップに立った北島。5歳で水泳を始め、10歳の時にはジュニア五輪50メートル平泳ぎで優勝。全国中学大会を制するなど幼少時から頭角を現してはいたが、世界を意識するまでには至っていなかった。

 北島 中学2年の冬に平井伯昌コーチ(東京SC)から指導を受け始めて、水泳に集中する環境ができたと思います。高校になると本格的に世界の舞台に立ちたいと思うようになりましたね。高1のインターハイ100メートル平泳ぎで優勝できたことで自信がつき、オリンピックに行きたいと思うようになりました。

 北島は東京・本郷高3年の4月に日本選手権で優勝し、シドニー五輪に出場した。

 北島 高校の時の水泳部顧問だった三好修先生が、水泳に適した環境作りを一番に考えてくれたので、練習はしやすかったですね。今でもすごく感謝しています。また一緒に練習した仲間や、大会に行って競り合った仲間がいたということが励みになっていたことも確かですね。昔は全国大会に行ったときに友達ができることが楽しみで、水泳を続けていたようなところがありますからね。

 大きな大会に出場することで北島自身の心の変化や、周りの見方も変わってきたのだろうか。
インタビューに答える北島
インタビューに答える北島

 北島 自分自身も周りの友達も変わったということはなかったですね。クラスの友達も僕がオリンピックに出るからといって、特別な接し方をしていたわけでもないし、いたって普通に接してくれましたね。同じクラスに陸上で世界ユースに出場した大前祐介(現早大3年=200メートル日本ジュニア記録保持者)もいたので、僕だけ特別な存在というわけではなかったですよ。


 戦する気持ちを忘れずに、大会に挑みたい 
 これまで厳しい練習を続けてきた北島だが、水泳を嫌になったことはないのだろうか。また何のために泳いでいるのだろうか。

 北島 水泳を嫌いになったことはないですね。もちろん練習に行きたくないと思ったことはありますけど(笑)。でも試合で結果を出したいという気持ちがあるから続けていられるんだと思います。記録を出すことで周囲に与える影響や、水泳競技に対する周囲の見方も違ってきますからね。

日本選手権 男子200 メートル 平泳ぎ決勝 息継ぎをする北島康介=03年4月25日、東京辰己国際水泳場
日本選手権 男子200 メートル 平泳ぎ決勝 息継ぎをする北島康介=03年4月25日、東京辰巳国際水泳場
 北島は水泳界の第一人者としての自覚を十分に備えている。だからこそ、6月にはセリエAのパルマMF中田英寿(26)も所属するPR会社「サニーサイドアップ」とマネージメント契約を結び、競技に専念できる環境作りを整えた。今夏の世界選手権は2種目制覇を目標に挑む。

 北島 シドニー五輪は楽しむことはできましたが(100メートル4位。200メートルは予選敗退)、もっとやれたかなという気持ちもありますね。世界選手権では力を出し切れるように頑張りたいと思います。日程的には100(メートル)のほうが先なので、まずは100(メートル)で(金メダルと世界記録を)狙って、その勢いで200(メートル)につなげたいですね。最終的な目標はアテネ五輪での金メダル。僕はまだまだ挑戦者。その気持ちを忘れないようにしてこれからも大会に挑みたいですね。

 これまで記録の面で「挫折を感じたことはない」という。それもまだ記録が伸びつづけているからだ。また北島は自分自身を「一発勝負に強い男」と自負している。今回の世界選手権は、100メートル平泳ぎは1分を切るレベル、200メートルは2分9秒前半の争いになる。そして北島を中心にレースは展開するはずだ。目標の世界記録2つの樹立に向けて、熱いバルセロナを北島がますますヒートアップさせる。

北島康介  ◆北島康介(きたじま・こうすけ)
 1982年(昭和57年)9月22日、東京都荒川区生まれ。日体大3年。5歳で水泳を始める。00年日本選手権100メートルで8年ぶりに日本記録を更新して初優勝。同年シドニー五輪100メートルは4位、200メートルでは予選落ちした。01年世界選手権200メートル銅。昨年8月、パンパシフィック選手権準決勝の100メートルで1分0秒34の日本記録(世界歴代4位)をマーク、決勝は1分0秒36で優勝。10月アジア大会200メートルで2分9秒97の世界記録樹立。178センチ、71キロ。


アジア大会 男子100メートル平泳ぎ決勝 金メダルを披露する北島康介=2002年9月30日、釜山市社稷水泳場


一生、スポーツ。アクエリアス
アクエリアス・パッケージ  コカ・コーラグループは、2004年アテネ五輪の公式スポーツドリンクであるアクエリアスの夏季限定商品「アクエリアス めざせ!アテネオリンピック期間限定セレブグラフィック」を9月上旬まで発売している。パッケージには、世界水泳での金メダル獲得と世界記録更新の期待がかかる北島康介、実力だけでなくその端正な顔立ちから水泳界のヒロインとして人気の寺川綾(18)らが登場。ダイナミックなデザインとなっている。

 
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