完敗筑陽、初出場Vならず
<全国高校サッカー選手権>◇12日◇東京・国立競技場◇決勝
17年ぶりの初出場Vの夢は、国見の波状攻撃に吹き飛ばされた。筑陽学園イレブンにとって思いも寄らない0−6の完敗。GK柳主将は表彰式中、左手であふれる涙を押さえ続けた。
0−1の後半16分、国見FW平山にゴールを許してリズムが崩れ、6分後にも平山の折り返しから加点された。「(平山は)一瞬の速さが違った」とDF原。攻撃でリズムが出だした直後の連続失点に「平山君は点を取りにいく姿勢に力強さを感じた」と、吉浦監督も脱帽するしかなかった。
それでも悔いはない。1年前の新人戦は初戦敗退。「父母、スタッフ、選手全員が支え合ってここまで来れた」とMF桑原。00年12月に交通事故死した野口直也さん(享年18)と入れ替わるように入学してきたのが今の3年生。「指導者を辞めようとも思ったが、この子たちの明るさに救われた。胸を張って福岡に帰りたい」。吉浦監督は、初舞台で快進撃を見せたイレブンに感謝していた。
[2004/1/13/11:29 紙面から]
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