カレン3戦連発!市船橋が初優勝
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全日本ユース選手権決勝 市船橋対静岡学園 表彰式で喜ぶ右から増島竜也、カレン・ロバート、鈴木修人ら市船橋イレブン
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◇13日・決勝◇埼玉スタジアム2002◇45分ハーフ◇観衆6403人
市船橋(千葉・関東第1代表)が静岡学園(静岡・東海第2代表)を1−0で破り、5度目の出場で初優勝した。前半31分、相手DFがクリアミスしたボールをFWカレン・ロバート(3年)が3戦連続ゴールとなるシュートを豪快にボレーで決めて先制。静岡学園は試合の主導権を握りながら決定機に決めきれず涙を飲んだ。市船橋は来年4月の国際ユース大会(ドイツ)の出場権も得た。
新生・市船橋に初タイトルをもたらしたのはFWカレンだった。前半31分、相手DFのクリアミスにカレンは鋭く反応。ゴール正面約20メートルの位置から右足のボレーでゴール左隅に突き刺した。「練習でも入ったことがない位置だったけど、ボレーは得意なので打った」という一発だ。今春、布啓一郎氏(42)に替わり石渡靖之監督(44)が就任。生まれ変わった市船橋が、全日本ユースのタイトルを初めて獲得した。
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全日本ユース選手権決勝 市船橋対静岡学園 激しい水しぶきが上がる中、カレン・ロバート(中央)と加藤はボールを奪い合う
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1月の全国高校選手権で優勝し、注目を浴びたカレン。しかしその後はケガもあり不調な時期もあった。それでも石渡監督は「点を計算できるし、前でしっかり守備もする」とほめる。カレンは「バック(DF陣)がよくやったと思います。3つのタイトル(総体、ユース、選手権)のうち1つは必ず取りたかったのですごくうれしい」と笑顔を見せた。
試合展開は劣勢だった。静岡学園にパスを回され何度もヒヤリとする場面があった。シュート数も静岡学園の17本に対し市船橋は6本と圧倒された。しかし増嶋竜也主将(3年)は「最初から攻められると思っていたので焦りはなかった」と話し、「自分たちらしい勝ち方だと思います」と続けた。
次は全国選手権の連覇を目指してスタートを切る。増嶋主将は今年のチームに対し「団結力は昨年よりも上だと思います」と言い切る。イレブン全員によるディフェンスは一級品で、今大会も6試合で2失点と健闘した。石渡監督は「攻撃は選手権に向けての課題」と、選手権千葉県予選、さらには全国選手権を見据える。カレンを中心とした攻撃陣がさらに奮起すれば、選手権連覇はさらに近いものとなる。
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◆市船橋がユース世代の真の王者についた。今回から全国9地区で予選リーグを実施し、高校総体優勝校などを含めた16チームが本大会に出場。出場チームを4つのリーグに分けて1次ラウンドを行ない、勝ち上がった8チームで決勝ラウンドを行う方式となった。さらに試合時間も90分(前後半各45分)と、総体、選手権よりも10分長くなり、この世代にはハードな試合が続いた。石渡監督は「1次ラウンドなどで連日の試合となり厳しかった。選手のコンディショニングを整えるのも大変だった」と話しながらも、長丁場の戦いを制しての優勝に満足そうだった。
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全日本ユース選手権決勝 市船橋対静岡学園 市船橋に惜敗、がっくりの静岡学園イレブン
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静岡学園が同校の特長である細かくパスをつなぎ、個人技で勝負するサッカーを展開したが、最後まで相手の堅守の壁を崩すことができず涙をのんだ。DF松下幸平主将(3年)は「僕らが(優勝して)メーンスタンドに立つべきだった。何で負けたんだろう。あれだけいいサッカーをしていたのに」と悔やんだ。試合前から降りだした雨は、後半になるとさらに激しくなり、水を含んだ芝にボールを取られてパス回しのタイミングが遅れ、攻撃にかける時間が減ったのも不運だった。
松下は「1試合1試合成長したのを、自分たちで実感できた。最後まであきらめないところとか本当に強くなった。この悔しさを意味あるものにするためにも、静岡の王者になって選手権で市船に勝つ」と力強く宣言した。「1点取る厳しさは必要。リフレッシュして、選手権に再度挑戦です」。井田勝通監督(61)の号令が、雨上がりの埼玉の空にこだました。
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