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  挫折を乗り越えた女子長距離のエース 山田沙智子(21=コナミスポーツ) SACHIKO YAMADA

 競泳女子長距離のエース山田沙知子(21=コナミスポーツ)が復活した。今年に入ってから日本記録を連発している。短水路(25メートル)のW杯では400、800メートル自由形を制覇。長水路(50メートル)の全米選手権では400、800、1500メートル自由形を制して3冠に輝いた。昨夏の世界選手権(バルセロナ)で惨敗。挫折を乗り越えたエースは着実にアテネ五輪メダルロードを歩み始めた。
世界水泳バルセロナ大会女子1500メートル自由形予選で力強い泳ぎを見せる山田沙知子
世界水泳バルセロナ大会女子1500メートル自由形予選で力強い泳ぎを見せる山田沙知子=2003年7月21日、サンジョルディ体育館特設プール

全米選手権で3冠獲得
今、五輪本番を迎えれば、間違いなくメダルに手が届くだろう。山田は1月24日の短水路コナミ招待大会800メートル自由形で8分13秒35と自己の持つ世界記録を更新。翌日の400メートルでも日本記録を塗り替えた。翌週のW杯ニューヨーク大会でも両種目を制覇した。
 五輪本番と同じ長水路でも勢いは止まらない。2月10日開幕の全米選手権は800、1500メートルは日本新記録で3冠。800メートルは昨年世界選手権で銅メダルに相当するタイムだった。それでも、山田はまったく浮かれることがない。「課題は後半に足が止まったことと、スピードをつけること」。昨年の屈辱が教訓になっている。

日本選手権女子400メートル自由形決勝 優勝した山田沙知子は表彰式でスタンド に手を振る
日本選手権女子400メートル自由形決勝 優勝した山田沙知子は表彰式でスタンド に手を振る=2003年4月22日、東京辰巳国際水泳場
アテネに出たい
 今年のように、冬から春先に日本記録を連発した。絶好調で迎えた昨年の世界選手権。北島に続くメダル有力候補といわれながら、400、800、1500メートルとす べて予選落ちした。「身も心もボロボロだった」。敗因は調整ミス。レース当日は体調を崩し、体にじんましんが出た。世界記録で2冠の北島ブームで盛り上がる中、山田は1人寂しく帰国の途に就いた。
 昨年7月下旬に帰国すると、8月いっぱいは兵庫の自宅にこもった。体を動かす気持ちもしばらくは起きなかった。そんな「怠け者生活」を続けるうち、頭をもたげてきたのは「引退」ではなく「まだ限界を感じてない。アテネに出たい」という気持ちだった。体調不良で全力を出し切れない中での敗北。そのままで終わるわけにはいかなかった。

精神面での成長
 9月から米国で練習を再開。10月はグアム、11月は米国、年末年始はニュージーランドと合宿生活を送った。プロの多い外国人選手にもまれ、精神面も成長した。「プロ選手は生活がかかっているし、1本1本のレースが勝負。気持ちで負けないようにしなければ」。全米選手権後から1カ月は米国のクラブに短期留学した。計り知れない重圧がかかる五輪に向けて、できる限りのことはする覚悟だ。もうメダル候補のまま終わるつもりはない。


プロフィール        
1982年(昭和57年)10月15日、大阪府吹田市生まれ。両親が泳げないことをきっかけに、3歳で水泳を始める。兵庫・須磨学園高から関西大に進学。98年日本選手権800メートル自由形で初優勝。00年シドニー五輪では同種目で日本人初の決勝進出を果たして8位入賞。01年世界選手権は1500メートル7位、800メートル8位だった。176センチ、65キロ。

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