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| 日本水泳選手権・男子200 メートル 自由形で優勝し表彰台で近大をアピールする奥村幸大=2004年4月22日、東京辰巳国際水泳場 |
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「見返してやる。ライバルを引きずり下ろしてやる」。アテネを見据えた奥村は、まず肉体改造に取り掛かった。大阪のダイナミックスポーツ医学研究所に週3回通い始めた。競馬の騎手など、様々なスポーツ選手とかかわる仲哲治トレーナーとマンツーマンでトレーニングを続けた。胸囲は1メートルを超え、ジーンズも入らなくなった。腕のかき、キックのパワーは増した。
あとは精神面。実は子供のころから、レース前に叫んで気合を高めた。だが、最近は恥ずかしさもあり、やめていた。不思議と成績も下降線をたどった。そんな時、阪神の星野SD(当時監督)が「黙っているとツキは逃げてしまう。声に出して呼び込め」と話しているのを聞いた。「勝つためや。恥ずかしいとかは関係ない。周囲には迷惑かもしれないけど、これが自分のスタイルなんや」。再びレース前の雄たけびを始めた。弱気の虫は吹き飛んだ。日本選手権でも極限までレースに集中、好結果につながった。 |