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注目選手紹介
  背泳ぎ2冠の癒し系女王 中村礼子(22=日体大) REIKO NAKAMURA
 女子背泳ぎの新エース中村礼子(22=日体大)が、チームメートの北島とともにメダルを奪う。昨年10月から北島康介を育てた平井伯昌コーチ(41)の指導を受けて急成長した。4月の日本選手権では100、200メートルの2冠獲得。6月の欧州GPローマ大会200メートルでは萩原智子の日本記録に迫る好タイムで優勝と、アテネのメダルが十分視野に入ってきた
平井伯昌コーチ(左)の横で笑顔を見せる中村礼子
平井伯昌コーチ(左)の横で笑顔を見せる中村礼子=2004年6月、バルセロナ
北島から受けた刺激が中村を変えた
 自信がつくと、ここまで人間は変わるものか。「夢は幸せなお嫁さん」と公言するなど、ほのぼのイメージの強かった中村が変わった。癒し系のキャラクターこそ変わらないものの、水泳に関する発言は強気一辺倒になった。「メダルを取りたい。本番で絶対いい記録を出したい」。力の入った目を輝かせて、五輪への夢をはせた。
 昨年10月、平井コーチのもとに駆け込んだ。中学時代から強化選手に選ばれながら大舞台で結果が出ない。昨夏の世界選手権(バルセロナ)も100メートルで決勝に進めなかった。自分の殻を破りたい。同選手権でダブル金、世界記録の快挙を成し遂げた北島と同じ環境を求めた。
 「自分からお願いして見てもらったから安心して練習できる。精神面、技術ともすべてが変わった」。北島の横で泳ぐ練習は刺激的だった。北島と一緒にJISS(国立スポーツ科学センター)の田村トレーナーと本格的な筋トレも始めた。体重は昨年より3キロアップ。1ストロークのパワーは増した。スタート、ターンも改良。日本選手権では第一人者の中村真衣らライバルひしめく激戦を制して2冠に輝いた。
練習中に笑顔を見せる中村礼子
練習中に笑顔を見せる中村礼子
=2004年6月、ローマ
普通だから人一倍努力
  萩原智子のように長い手足を持つわけではない。中村真衣のように天与の技術があるわけでもない。「わたしは普通。何もないから人一倍努力するしかなかった」。平井コーチに師事する前のヨコハマSC時代は平均の2倍となる1日30キロを泳いだ。
女子200 メートル背泳ぎで力泳する中村礼子
女子200メートル背泳ぎで力泳する中村礼子=2004年6月、ローマ
 平井コーチのもとで開花した才能は、これまでの地道な練習の積み上げがあったからこそだった。
  日本選手権後も背泳ぎの新エースはさらに飛躍している。6月12日の欧州GPローマ大会200メートル。五輪前最後の実戦で、萩原智子の日本記録に100分の4秒差に迫る2分10秒09の自己ベストを出して優勝した。平井コーチからは「メダルが見えてきたぞ」と声を掛けられた。「ずっと(平井コーチから)厳しいことを言われてきたから。もう一押しですね。これからが大事です」。

妥協を許さない練習でメダルを目指す
 五輪までの課題はラストのスピードを上げること。最後の50メートルを、現在の33秒台から、32秒台に縮めることができればメダルは確実になる。「死ぬ気で練習を頑張りたい。気持ちだけは負けないように」。本番までの1カ月は、金メダルを狙う北島とともに、妥協を許さない練習を続ける。

プロフィール        
1982年(昭和57年)5月17日、横浜市生まれ。3歳からヨコハマSCで水泳を始める。中学1年で日本選手権初出場。01年同選手権200メートル背泳ぎ初優勝。同年東アジア大会、世界選手権出場。02年アジア大会200メートル背泳ぎ金メダル。昨年世界選手権100メートル背泳ぎ準決勝進出。166センチ、55キロ。

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