北島も必死だった。欧州GPから帰国後は、自分のいい時のビデオを何度も見た。02年アジア大会、昨年の世界選手権と世界記録を出した時の泳ぎを繰り返した。「前のビデオを見て、こまめに泳ぎをチェックした。理想というか、こういう泳ぎをしようという感覚が分かってきた」。
コーチとの会話不足も反省した。平井コーチからは世界王者として尊重されたこともあり、最近は以前より顔を付き合わす時間が減っていた。これまで緊密な二人三脚で記録を更新してきた。「平井コーチとは毎日練習が終わった後、いろいろ話している。これからもコミュニケーションをしっかり取っていきたい」。五輪直前に泳ぎだけでなく、コーチとの関係も原点に返ろうとしている。 |

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| 練習を終え平井伯昌コーチ(右)と話す北島康介=2004年6月8日、バルセロナ |
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