北陸にJのスター候補生がいる。星稜MF本田圭佑(18)は、J複数クラブが争奪戦を繰り広げた左利きの司令塔だ。U−19日本代表経験もあり、すでに卒業後の名古屋入りが決まっている。選手権の成績は1年時が初戦敗退、2年時が3回戦敗退。最後の大会となる今年は、圧倒的な強さで石川県大会を突破した。国立(全国4強)だけを目指し、まずは初戦の滝川二戦に挑む。
10月中旬に名古屋と仮契約を結んだ。夢だったプロ入りのために星稜に進んだ選択は間違っていなかった。その星稜の主将として迎える最後の選手権大会。本田は静かに闘志を高ぶらせながら、開幕を心待ちにしている。 「本当に終わりが近づいているという感じはあります。大会が終わったらJリーグにいるわけですからね。今までと違う感じ。いい緊張感ですね」。
「試合に出ていないことが初めてだったので…。やっぱり、試合に出て負けるのと出ずに負けるのとは違う。その意味で、歯がゆさというか、何とも言えない悔しさがありましたね」。
その雪辱をかけた今年は、主将としてチームを引っ張ってきた。石川県大会では得点王、アシスト王、最優秀選手と個人タイトルを総なめにした。名古屋以外に横浜などJ1複数クラブが獲得合戦を繰り広げたほどの逸材。県予選レベルでは敵なしだった。
その上で選手権の目標を掲げた。「最低でも国立の地を踏みたい(4強入り)。それから2回勝って優勝できれば一番いいですね」。国立まで勝ち進めば、本田の名も全国に広まる。高校生活の集大成。全力でぶつかっていく。