高校サッカーTOPページへ
nikkansportscomホームへ

click here!
カラダ公式サポーターAQUARIUS

高校サッカー2004
インターハイ特集
全日本ユース選手権特集
全国高校選手権特集
金の卵を探せ
click here!
金の卵を探せ!!注目選手紹介  

第4回本田圭祐 金の卵を探せ

 北陸にJのスター候補生がいる。星稜MF本田圭佑(18)は、J複数クラブが争奪戦を繰り広げた左利きの司令塔だ。U−19日本代表経験もあり、すでに卒業後の名古屋入りが決まっている。選手権の成績は1年時が初戦敗退、2年時が3回戦敗退。最後の大会となる今年は、圧倒的な強さで石川県大会を突破した。国立(全国4強)だけを目指し、まずは初戦の滝川二戦に挑む。

選手権石川予選準決勝 星稜対小松工 冷静な判断で相手選手をかわす本田(右)=04年10月31日、金沢市民サッカー場
選手権石川予選準決勝 星稜対小松工 冷静な判断で相手選手をかわす本田(右)=04年10月31日、金沢市民サッカー場

ドキドキしてもらえるような選手になりたい

 10月中旬に名古屋と仮契約を結んだ。夢だったプロ入りのために星稜に進んだ選択は間違っていなかった。その星稜の主将として迎える最後の選手権大会。本田は静かに闘志を高ぶらせながら、開幕を心待ちにしている。
 「本当に終わりが近づいているという感じはあります。大会が終わったらJリーグにいるわけですからね。今までと違う感じ。いい緊張感ですね」。

 中学時代はG大阪ジュニアユースでプレーしていた。今年4月に18歳でプロデビューを果たしたG大阪MF家長昭博と同い年。家長と同じように、そのままユースに昇格するのが一般的なルートだ。だが、本田の選択は違った。「高校サッカーに憧れていたし、プロに行くならそっちの方がアピールする機会が多いと思ったんです」。自分なりにプロへの最短コースを考え、星稜進学を決めた。
 故郷大阪から遠く離れた石川県で、レフティーは頭角を表す。司令塔としてパス能力はもちろん、得点能力も抜群だった。だが、憧れていた全国大会は甘くなかった。1年生だった02年度は高知に0−1で初戦敗退。2年生の03年度大会は出場停止だった初芝橋本戦(3回戦)でPK戦の末に敗れた。
さいたま国体宮城戦で、開始1分20秒でゴールを決めた石川選抜MF本田(右)(駒場スタジアム)
さいたま国体宮城戦で、開始1分20秒でゴールを決めた石川選抜MF本田(右)(駒場スタジアム)

 「試合に出ていないことが初めてだったので…。やっぱり、試合に出て負けるのと出ずに負けるのとは違う。その意味で、歯がゆさというか、何とも言えない悔しさがありましたね」。


夢の続きはJリーグで

 その雪辱をかけた今年は、主将としてチームを引っ張ってきた。石川県大会では得点王、アシスト王、最優秀選手と個人タイトルを総なめにした。名古屋以外に横浜などJ1複数クラブが獲得合戦を繰り広げたほどの逸材。県予選レベルでは敵なしだった。

抜群のボディーバランスを誇る星稜MF本田(左)
抜群のボディーバランスを誇る星稜MF本田(左)
 悔し涙を飲んだ昨年の大会からは、ひと回り成長して全国の舞台を迎える。今年は名古屋の強化指定選手に選ばれた。2月の指宿キャンプから何度も練習に参加し、プロのレベルに触れた。7月24日にはナビスコ杯磐田戦(鴨池)でプロデビュー。途中出場で13分間プレーした。「緊張は全然なかった。高校でやってる方が緊張しますね。またプレーしたいと思いました」。
 迎える最後の選手権。11月22日の抽選で初戦(2回戦)の相手は滝川二(兵庫)に決まった。02年、03年度と2年連続で4強入りした強豪だが、臆するところはない。「遅かれ早かれ当たる相手なので。当たったならもうやるしかない」。自信はある。今年9月の国体で国見中心の長崎県に5−0で勝った。名門相手に圧勝した経験を通じて「こういうプレーは通用するけど、これは通用しないとか、いろんなことが分かった」という。収穫は大きかった。

 その上で選手権の目標を掲げた。「最低でも国立の地を踏みたい(4強入り)。それから2回勝って優勝できれば一番いいですね」。国立まで勝ち進めば、本田の名も全国に広まる。高校生活の集大成。全力でぶつかっていく。



金の卵を探せ

MEMO
本田圭佑(ほんだ・けいすけ)1986年(昭和61)6月13日
本田圭佑(ほんだ・けいすけ)1986年(昭和61)6月13日、大阪府摂津市生まれ。摂津フットボールクラブでサッカーを本格的に始め、G大阪ジュニアユースから星稜に進んだ。突破力、得点感覚にすぐれた左利きの攻撃的MF。U−18、U−19日本代表の経験もある。180センチ、69キロ。



 
前のページへ戻る このページの先頭へ
 
nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。