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2年前の全国選手権で、鮮烈な全国デビューを果たしたMF狩野健太が、名門静学の10番を背負い最後の選手権切符獲得を目指す。「選手権の、あの雰囲気を味わいたい」。言葉少なに語る口元に、静かな闘志の炎が宿る。
名将・井田勝通監督(62)をして「何万人に1人の天才。瞬間瞬間のプレーが、他の選手とまったく違う」と言わしめる。例えピッチ上で見栄えの悪い蹴り合いが展開されても、狩野の両足に触れた瞬間、ボールは彼の思うがままに操られ、時には一発で相手を切り裂くスルーパスに変化する。その才能にほれ込み清水、柏、神戸、東京、浦和のJ5クラブが獲得に名乗りを挙げた。
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