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ピッチの注目株(1)西武台MF中村祐人

 第83回全国高校サッカー選手権が30日に開幕する。4回にわたり、名選手の血を引くサラブレッドや将来の日本代表候補を「ピッチの注目株」として紹介する。第1回は浦和の前身、三菱重工MFとして活躍し青学大監督も務めた中村修三氏を父に持つ、西武台MF中村祐人(3年)。


 中村が描くサッカー人生に、選手権はなかったに違いない。父の背中を追い、プロを目指して柏ジュニアに入った。だが、ジュニアユースに昇格できず「おやじの影響で好き」と進んだ浦和ユースでもスーパーサブ起用に悩んだ。挫折を2度経験。その後、高校2年の9月に出した結論が、高校サッカーへの移籍だった。規定により、6カ月間公式戦に出られない。選手権出場へもチャンスは1度きりと覚悟していた。

 クラブで磨いた技術に左サイドMFとして鋭いキックを持つ中村がレギュラー入りする可能性は高かった。だが、あえて父は繰り返した。「お前の代わりに出られなくなる人が出るかもしれない。それを理解しろ」。

 三菱重工で中盤として活躍し、82年日本リーグ優勝に貢献した修三氏だが、旭高(神奈川)時代に選手権出場の経験はない。それでも長時間の練習や厳しい上下関係という部活動独特の世界が、息子を人間としてひと回り成長させると考えた。「プロになる選手じゃないけれど、経験の幅を広げてくれればいい」。父の期待通り、中村は6カ月の間に裏方の仕事など、クラブチームでは経験できない数多くのことを学んだ。県大会決勝の市浦和戦で絶妙FKで決勝点をアシストしたように、正確なキックでチームに貢献する。「高校に来て本当によかった」。挫折を乗り越えた中村は、父の立てなかった舞台へ飛び出していく。【村上幸将】


 ◆中村祐人(なかむら・ゆうと)1987年(昭和62年)1月23日、千葉県浦安市生まれ。5歳からサッカーを始め、柏レイソルジュニア6年時に全国少年サッカー大会8強。浦和ジュニアユースに進み、3年時に日本クラブユース(U−15)選手権優勝。西武台高1、2年時には浦和ユースで日本クラブユース(U−18)選手権準優勝。家族は両親と弟。173センチ、65キロ。

[2004/12/29/11:38]



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