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北島、大観衆の前で力泳/競泳日本選手権

<競泳:日本選手権兼アテネ五輪代表選考会>◇5日目◇24日◇東京辰巳国際水泳場◇5種目決勝

 北島康介(21=東京SC)が世界記録を持つ男子200メートル平泳ぎでも五輪出場を決めた。満員の観衆で埋まった客席、まぶしいカメラのフラッシュに勝負魂に火が付いた。前日まで不調だった日本のエースが、150メートルまで自己の持つ世界記録を上回るハイペースで飛ばした。最後は1秒28遅れる結果となったが、十分に「見せるレース」を展開した。

 100メートルは不本意なタイムだった。200メートルも前日の準決勝では、派遣標準記録にも達しなかった。「自分の中でプレッシャーをかけた」。王者として、ぶざまな姿でこの大会を終わらせるわけにはいかない。北島は追いつめられた。

 この日の朝、平井伯昌コーチがけしかけた。「おまえの意地を見せろ」。コーチの一言でやっとエンジンが掛かった。「世界記録保持者の名を捨てて、自分の力を全部出し切る」。自分の泳ぎをよみがえらせて、アテネでは完全燃焼する。

[2004/4/24/23:25]



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