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真衣と雅美、涙の落選/競泳日本選手権

<競泳:日本選手権兼アテネ五輪代表選考会>◇3日目◇22日◇東京辰巳国際水泳場

 水泳ニッポンを支えてきた女王2人が五輪切符を逃した。100メートル背泳ぎ。シドニー五輪銀メダルの中村真衣(24)は得意のバサロが不発に終わり、1分01秒55の3位。自らの日本記録から1秒遅れ、ライバルにも完敗だった。だがレース後は「やっと終わった。緊張感から解放されてすっきりした気分」。涙と安堵(あんど)感が同居した複雑な表情をみせた。

 水泳人生に悔いはない。アトランタ、シドニーと2度の五輪を経験。女性にしては大きい26・5センチの足を武器にメダルも手にした。だが7月には25歳になる。世代交代の波は避けられなかった。「今後は(水泳と)違う人生も歩んでみようかな」。200メートルにもエントリーしたが、本職は100。引退を示唆する言葉を残しプールを去り、200は棄権する見込みだ。

 100メートル平泳ぎの田中雅美(25)は派遣標準に100分の3秒届かなかった。「タッチが流れた。サポートしてくれた人に申し訳なくて…」。通算8度目の優勝で女王の座を死守したが、優勝インタビューは悔し涙で言葉にならなかった。中村真とは違い、得意の200メートルを残している。「もう後戻りはできない。何とかアテネを狙いたい」。女王のプライドを捨て、アテネ切符をつかみに行く。【牧野真治】

[2004/4/23/10:24 紙面から]



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