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野洲に世界切符!青木U19選出濃厚

野洲の青木(右)はコーチと体をぶつけ合いアップ

 野洲(滋賀)FW青木孝太(3年)が、初優勝と得点王を手土産に世界へ羽ばたく。全国高校サッカー選手権は今日7日、東京・国立競技場で準決勝が行われる。多々良学園(山口)と対戦する野洲のFW青木は、初戦から3戦連続ゴールなど初の4強進出に貢献。J1千葉入りは決まっていたが開花した才能を買われ、決勝翌日の10日に発表されるU−19日本代表への招集が有力になった。夢だった初の世代代表を確実にするため、ゴールを量産して全国高校の頂点に立つ。連覇を狙う鹿児島実は遠野(岩手)と対戦する。

 国立という夢の舞台に立つ準決勝を前に、青木の目はいっそう輝きを増していた。「代表は目標ですし、得点王になってぜひ呼ばれたい」。関係者によると、この日までにU−19日本代表初選出の打診があったという。これまで各世代代表に縁がなかっただけに、強いあこがれを口にした。

 高校最後の全国舞台で才能は開花した。1回戦から3試合連続ゴール。前日5日の大阪朝鮮高戦ではゴールこそ逃したが、得意の高速ドリブルで相手DFを抜き去る見せ場をつくった。U−19日本代表の吉田靖監督(45)は今大会の野洲を3試合も観戦。華麗なプレーの青木に強い興味を示したという。

 大会が始まるまでは無名に近かった。全国大会は優秀選手に選ばれた昨年の岡山国体が初めて。しかし、その素質をJ1千葉のオシム監督がいち早く見抜いていた。昨年9月に千葉の練習に参加。その後、オシム監督に「実力はある。一緒にやろう」と握手を求められ、入団が内定した。そして選手権での活躍。青木がサッカーを始めたのは、ジャパンブルーのユニホームを着たFWカズにあこがれたから。「シザースしている姿が大好き。38歳でシドニーFCでも点を取ってすごい」。あこがれのユニホームに袖を通す瞬間へ、一気に近づいた。

 現在3得点は、得点ランク2位タイで得点王も視野に入る。さらに決勝戦の9日は、母小百合さんの44回目の誕生日。大会前、いつも応援に来てくれる母に約束した。「決勝で勝って、点も取って、プレゼントする」。準決勝でぶつかる多々良学園とは昨年5月の練習試合で1勝1分け。青木は1得点ずつ挙げている。「母のためにも明日は点を取って勝ちたい。そして国立でアピールして、代表に選ばれたい」。大きな夢をつかむために、ゴールを狙い続ける。【益田一弘】

[2006/1/7/10:56 紙面から]

写真=野洲の青木(右)はコーチと体をぶつけ合いアップ



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