北島、世界記録で汚名返上だ/競泳
アテネ五輪2冠の北島康介(22=日本コカ・コーラ)が、世界記録奪回で競泳ニッポンをリードする。日本水泳連盟は25日、都内のホテルで会見を開き、7月17日開幕のカナダ・モントリオール世界選手権の代表メンバーを発表。北島はハンセン(米国)の持つ100メートル59秒30の世界記録更新でチームリーダーの責任を果たし、日本チームを勢いに乗せる。
波乱の日本選手権から一夜明け、北島は3カ月後の世界選手権に気持ちを切り替えていた。「モントリオールには100メートルの世界記録を狙いに行く。記録が出ればいいと思うぐらいではダメ」。早くもハンセンからの世界記録奪回を宣言。会見では「世界の舞台に立った時の僕を、見てください」とも言い切った。
日本選手権では初日の200メートルで3位に終わり、代表落ちした。50、100メートルでは出場権を手にしたが、屈辱は晴れない。汚名返上には世界記録奪回しかない。水泳ニッポンの看板でもある自身の復活が、チーム全体を活気づける。五輪、世界選手権を合わせて5度目の世界舞台に、全日本の鈴木ヘッドコーチはチームリーダーに抜てきするつもりだ。北島は「若い選手が入ってきて、僕も上の方になった。みんなが力を出し切れるようなチームづくりをしたい」と自身の役割と責任を口にした。
5月2日からのグアム合宿で臨戦モードに入る。日本選手権で調整の大切さも実感した。「03年の世界選手権以来、自己ベストを更新していないから」。記録にこだわって、完全復活を証明する。【佐藤智徳】
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