中西200バタ世界大会3連続銅
<水泳世界選手権>◇12日目◇28日◇カナダ・モントリオール
女子200メートルバタフライで、中西悠子(24=枚方SS)が世界大会3連続の銅メダルを獲得した。後半に追い上げて2分9秒40をマークし、03年世界選手権、昨年のアテネ五輪に続く3位に入った。大会前は風邪で体調を崩しながら、女子主将の意地を見せた。女子50メートル背泳ぎではベテランの中村真衣(26=JSS長岡)は28秒86で4位だった。
表彰台に立った中西は、日の丸の旗を振る応援団に大きく手を振った。大会前に「もう銅メダルはいらない。違う色が欲しい」と言ってブロンズコレクター返上を誓いながら、今回も定位置の3位。それでも4位以下で終わるのとメダリストでは価値が違う。女子で五輪、世界選手権の3大会連続メダルは初めて。女子主将の責任を果たした。
「浪花のど根性娘」は今回、体力不足に耐えて銅メダルを手にした。シェルブルックでの直前合宿で風邪をひき38度の熱を出しても、1日休養しただけだった。座薬で熱を下げ、練習に復帰した。「主将を任されてるし、結果を出さなあかん」。レースは2強のイエジェイチャク、シッパーが世界記録争いを繰り広げる後ろで、大混戦。5位につけていた中西はラスト50メートルで追い上げ、銅メダルに食い込んだ。
前の2人には4秒近くも離され、最後はもがくようにゴール。「私って遅いやん」と嘆きながらも「メダルは取ったもん勝ちです」と周囲を笑わせた。自己記録(2分7秒99)から1秒41遅れのタイムに太田コーチも「この記録で銅メダルはラッキーでした。やはり中西は強運の持ち主」と言った。それも日ごろの地道な練習があってこそ。ウエートトレーニングで筋肉がついて体重は3キロアップした。「2分6秒台を出して、前の2人に近づきたい」。国内では、決勝8位の矢野も成長。金、銀のメダルを目指して、中西の挑戦が続く。【佐藤智徳】
写真=銅メダルを手に笑顔の中西(共同)
[2005/7/30/10:10 紙面から]
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