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女子は東九州龍谷、男子は深谷が優勝/バレー

優勝を決めた東九州龍谷の選手たちはスタンドに笑顔で勝利の報告をした
優勝を決めた東九州龍谷の選手たちはスタンドに笑顔で勝利の報告をした

<バレーボール:全国高校選抜優勝大会>◇最終日◇26日◇東京・国立代々木競技場◇男女決勝

 女子は東九州龍谷(大分)が京都橘(京都)をセットカウント3-1で下し、旧校名の扇城で優勝した87年以来となる2度目の優勝を飾った。東九州龍谷は第1セットを奪われたが、第2セット以降は持ち味の拾ってつなぐバレーを展開。攻めては内原実栄子主将(2年)がチーム最多の15本のスパイクを決めて、粘る京都橘を振り切った。男子は深谷(埼玉)が東北(宮城)を3-0のストレートで下して連覇を達成(優勝は4度目)した。

亡きチームメートに捧げるV

 粘りのバレーで東九州龍谷が19年ぶりに春高を制した。第1セットは京都橘のエース西山慶樹(けいき)の硬軟とりまぜた攻撃とサーブに苦しみ17-25で失った。しかし第2セットからは拾ってつなぐバレーで得点を重ねる。この試合でのブロックでの得点はわずか4点。しかし止められなくてもワンタッチでボールの威力を無くして拾いまくった。相原昇監督(37)は「大会出場校の中では目立たない存在のチームだったと思うが、高校生らしい拾ってつなぐ全員バレーが出来たと思います」と胸を張った。

 急逝したチームメートに捧げる優勝でもあった。メンバー入りしていた後藤美佳さんが大会直前の17日に劇症型ウイルス性心筋炎で亡くなった(享年17)。ショックから選手だけでなく監督も落ち込み「練習にならない」状態が続いたまま大会を迎えた。しかし後藤さんの両親から「美佳の分まで頑張って欲しい」と激励を受けた。内原主将は「気持ちの切り替えは大変だったけど、美佳のために金メダルを持って帰ろうと思って必死にやったことが優勝につながりました」と左肩の喪章に目をやった。相原監督は後藤さんの遺影を掲げて、しんみりした表情で優勝監督インタビューを受けた。

 就任2年目の相原監督にとって初の栄冠だ。しかし東九州龍谷の選手におごりはない。「東龍のバレーの完成度を高めて国体まで強さを追求しつづけたい」。3冠への挑戦が始まった。


深谷、部員10人で連覇達成

東北をストレートで破り喜びを爆発させる八子(左端)ら深谷の選手たち
東北をストレートで破り喜びを爆発させる八子(左端)ら深谷の選手たち

 超高校級アタッカー八子大輔(2年)を擁する深谷がわずか10人のメンバーで連覇を達成した。第1セットは硬さがみられたが、第2セット以降は八子の強さと高さが爆発。スパイクで13得点、ブロックでも5得点を挙げた。

 八子は前日の準決勝の岡谷工戦で、第4セットに左足にけいれんを発症し途中退場した。ホテルに戻るとマッサージを受けるとともに銭湯に出かけて、左足とともに気持ちもリフレッシュして決勝に挑み力を発揮した。八子だけでなく、センターの渡辺俊介主将(2年)も次々と強烈なスパイクを決めて10得点。瀬戸口竜矢(2年)も12得点をあげるなど4人しかいない2年生がチームを引っ張って優勝に導いた。

 4月には9人の新入部員が入部予定。小林旭監督(41)は「今年は昨年の優勝による推薦出場で、その責任を果たさねばと思っていた。チーム内の競争を激化させることで選手を進化させたい。3冠は夢じゃないと思う」と力強く話した。


私と“春高”

 「高校のメーンはやっぱり“春高”」「テレビ中継もあるし観客も多いし、燃えますね」───春高の舞台を経験した多くの選手が、今の日本バレー界を引っ張る存在に成長した。彼らにとっての「春高」とはどんなものだったのか。当時の思い出、高校時代のこと、そしてバレー界の後輩たちへのメッセージなどを大いに語ってもらった。

 春高には富士見高(静岡)2年の時に出場しました。準々決勝進出を懸けた3回戦で飯田香理さん(現日立佐和リヴァーレ)のいた大成女子(茨城)に負けましたが、2勝できたことがいい思い出です。
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木村沙織 出身高校:成徳学園(現下北沢成徳)

 春高では、高1の時に優勝を経験しました。準決勝の高松北戦は3―1で勝ったんですが、すごく苦しんだので、1番心に残っています。決勝の文京学院大女戦には、一緒にプレーしたことのないOGの人たちまで応援に来てくれて、すごくうれしかったし、ありがたかったのを覚えています。
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宇佐美大輔 出身高校:雄物川

 高校時代は、春高が一番楽しかったのは間違いないですね。全国の強いチームが集まるし、インターハイにないもの(テレビ中継)もある。スタンドにはメンバーの父兄だけでなく、東京に住んでいる秋田県の人たちも集まってきてくれて。それがすごくうれしかったし、とても力になりました。
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大山加奈 出身高校:成徳学園

 成徳学園2年生で迎えた02年3月の春高で優勝しました。決勝は連覇に挑んだ三田尻女子。今までで1番の思い出であり、1番楽しく、1番の財産になった試合です。
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大会概要

大会名称 第37回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会
大会期間 2006年3月20日~3月26日
会場 東京・代々木競技場第一体育館

 

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