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<全国高校総体サッカー:市船橋4-1星稜>◇8月5日◇決勝◇佐賀・鳥栖スタジアム◇観衆8000人
市船橋(千葉)が4ゴールをあげ、6年ぶり5度目の総体制覇を果たした。星稜(石川)との決勝は、試合開始早々先制を許すもMF渡部雄史(3年)のゴールなどで逆転し、前半を2-1とリード。後半にもスーパーサブ渋沢大介(3年)が得点をあげるなど2点を追加し、4-1で大勝した。 星稜は先制後、市船橋の堅い守備の前に追加点を奪うこことができず。累積警告でU-17日本代表DF鈴木大輔(3年)を欠いたことが響き、悲願の初優勝はならなかった。

今大会初めて許した先制点にも市船橋イレブンにあせりはなかった。前半2分、立ち上がりの一瞬の隙をつかれ星陵MF樋本大樹(3年)にゴールを奪われた。それでもGK上福元直人(3年)が「(あのゴールで)目が覚めた」と振り返ったように、浮き足立つことなくディフェンスを立て直し、先制して勢いづく星稜の攻撃を防いだ。すると、徐々にペースを握り始めた12分、渡部のシュートで同点に追いつくと、29分にはMF若狭友佑(3年)がドリブルで持ち込みゴール。逆転に成功しリードして折り返した。しかし後半に入り、徐々に運動量が落ち始めると、再びボールへのプレスが甘くなり、相手に決定機を与える展開が続く。そこで後半25分、市船橋ベンチが動く。準決勝までの5試合、すべて途中出場ながら3得点をあげてきたスーパーサブ渋沢を投入。石渡靖之監督が「いやな流れを変えてくれる選手」という渋沢は、直後の27分、「相手が前がかりになっていたので狙っていた」という動きで、星稜DF陣の裏へ抜け出すと、MF加藤弘堅(3年)からのスルーパスをゴールに流し込んだ。石渡監督も「あの1点が大きかった」と振り返ったゴールで、試合を決定づけた。
今大会市船橋があげた18点はポジションの偏りなく9人の選手であげている。目標としている「チームで守り、チームで点をとる」というサッカーを実践し、頂点に立った。しかし、石渡監督が「このメンバーが(冬の)選手権のスタメンとは限らない」と語ったように、チーム内での競争に勝っていかなければ、今後の試合に出場することはできない。渋沢も「この大会で4得点できてよかったが、目標は当然スタメン。練習も試合も頑張って、ポジションを勝ち取りたい」と現状に満足せず、レギュラー獲りを狙っている。過去2大会続けて逃している選手権への出場と夢の3冠獲得へ向け、まずは最初のタイトルを手にした市船橋に慢心はない。