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<高校サッカー:作陽2-1青森山田>◇2回戦◇2日◇駒沢
作陽が、不在の監督に勝利を贈った。昨年チームを準優勝に導いた野村雅之監督(40)が、大会入り直前の先月26日に肺炎で岡山・津山市内の病院に入院。選手たちは「野村監督のために勝利を」と誓った。初戦の相手は昨夏の練習試合で0-5と大敗している青森山田だったが、後半28分にエースFW定岡がPKを決めて2-1で勝った。
指揮官不在でも、たくましかった。野村監督の「作陽メソッド」と呼ばれる指導法は、選手の柔軟性を育てるもの。全体のプレーをサイドやゴール前など小さなパーツに分け、各パーツの精度を高めて試合に生かす。あとはパーツごとの組み合わせで対応力を養う。前夜、野村監督から電話を受けた松本監督代行は「みんなに任せるという指示でした」という。この日も試合中に「選手同士で話し合った」と定岡。終盤、相手は4トップできたが、それにも耐えて逃げ切った。
野村監督は早ければ5日の準々決勝からベンチに座れるという。決勝PKを誘ったFW吉村は「野村監督あっての作陽。戻ってきてくれるまでは、絶対に負けられません」と、力を込めた。3回戦の相手はプリンスリーグで1勝1分けの広島皆実。指揮官抜きでもさく裂する「野村マジック」が、勝利を呼び込む。
[2008年1月3日9時19分 紙面から]