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大ケガから復活した強気なU18日本代表ボランチ

10月の県大会決勝、ウォームアップスーツを脱ぐことなく、試合を見詰めた下田(中央)

 今大会で全国最多36度目出場となった秋田商(秋田)。180センチの大型MF下田光平(3年)のプレーに注目だ。身体能力の高さから当たりの強さを持ち合わせ、攻撃の芽をつみ取る能力に長けたボランチだ。普段は柔和だが「削られるなら、削るタイプ」と自己分析するように、強気なプレーも持ち味。これまでU-16、U-17日本代表に選出。今年1月にはU-18日本代表としてオーストラリアでの「ユースオリンピックフェスティバル」に出場するなど、今後への活躍が大いに期待される選手だ。

 だが今年9月下旬の新潟遠征中、練習試合でアクシデントに見舞われた。接触プレーで、右ひざじん帯を部分断裂し全治6週間と診断された。「人生で初めての大ケガでした」と振り返る。10月の県大会は全5戦を欠場、ベンチから戦況を見詰めた。「チームのみんなを信じていた」。

 下田抜きで5試合を戦ったことで、チームにとっては良い方向へと傾く。5戦45得点で、失点はわずかに1。秋田商・長谷川大監督(34)は「これまで他の選手のどこかに『困ったら下田に回せば何とかしてくれる』という雰囲気があった。それが自立したというか…チーム力が上がった。チームとしてのオプションが増えた」と語る。下田も「自分もレギュラーを保証されているわけではない。競争に勝って、ポジションを取らないと」と危機感を覚えるほどだった。

忘れられないPK失敗。雪辱の舞台へ闘志燃やす

11月14日、秋田商高でJ1東京入団会見を行った下田(中央)。右は長谷川監督

 ケガは順調に回復、現在は通常通り練習参加できるようになった。11月中旬にはJ1東京入りも発表された。「小学校3年生でサッカーを始めてから、プロが夢だった。目標がかなってうれしい」と話した。長谷川監督は「体格にも恵まれ、柔らかさもある。ダイナミックなプレーが持ち味。今後は繊細さも求められる。それを兼ねそろえることが必要でしょう」と評価し、注文をつけた。

 まだ、もう1つの夢が残っている。この冬の選手権だ。下田自身初出場となった昨年度は4強入りした神村学園(鹿児島)の前に、PK戦で敗れた。最後は下田がとめられて、終わった。そして隣県の盛岡商(岩手)が優勝。悔しい気持ちは人一倍残っている。初戦の相手は神戸科学技術(兵庫)に決まった。「目指すのは優勝。けれど、まず1回戦突破です。最初から力を出せるようにしたい」と、雪辱の舞台へ静かに闘志を燃やした。

◆下田光平(しもだ・こうへい)1989年(平元)4月8日、秋田市生まれ。仁井田小3年からFWとしてサッカーを始める。御野場中では「FCあきた」に所属し、1年時からボランチに転向。3年時は主将としてU-15高円宮杯に出場。

 秋田商では入学直後からレギュラー。U-16、Uー17日本代表を経験、今年1月U-18日本代表としてオーストラリアでの「ユースオリンピックフェスティバル」出場。180センチ、72キロ 。血液型A。




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