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流通経大柏が初の日本一

初の栄冠を勝ち取り表彰式で誇らしげな表情を見せる流通経大柏高イレブン

初の栄冠を勝ち取り表彰式で誇らしげな表情を見せる流通経大柏高イレブン

<高円宮杯全日本ユース選手権:流通経大柏高1-0広島ユース>◇8日◇埼玉◇決勝

 流経大柏高(千葉)が初の日本一に輝いた。後半7分にFW大前元紀(17)の左クロスをMF小島が決め、全員が体を張って広島ユースの反撃を防いだ。大前は7試合8得点で今大会の得点王も奪取。J注目の小兵が、高校選手権で2冠を達成する日まで、チームを引っ張り続ける

 MF村瀬がボールを持った瞬間、大前がトップスピードで左サイドを走り出した。速いパスにゴールラインのギリギリで追い付き、鋭くマイナスのクロスを送る。ボールはGKが届きそうで届かない絶妙のコースを進み、フリーの小島がゴール。大前は「村瀬と目と目が合った。間に合うと思った。点に絡みたかったからアシストできてうれしい」。初優勝に喜びを爆発させた。

流通経大柏高対広島ユース 前半18分、シュートを放つ流通経大柏高・大前(左)

流通経大柏高対広島ユース 前半18分、シュートを放つ流通経大柏高・大前

 サッカー漬けの毎日を望んで流経大柏に入学した。本田監督がJユースとの違いについて「練習量」と言うほどの厳しい練習。多いときは2時間の走り込みもある。だがそれも「寮に入ってサッカーをやりたかった」大前には喜びでしかなかった。中学時代は無名で、セレクションさえ受けられない高校もあった166センチが、7試合8得点で今大会の得点王。今やJ注目の選手に成長した。

 だが、まだ通過点でしかない。高校選手権で優勝することを夢見てきた17歳にとって、最大の目標が待っている。「流経大柏のサッカーをもっと磨いて、選手権で優勝したい」。激戦の千葉を勝ち抜き、正月の国立で3年分の熱い涙を流してみせる。【栗田文人】

◆大前元紀(おおまえ・げんき)1989年(平成元年)12月10日、横浜市青葉区生まれ。町田JFCジュニアユース出身。スピードと運動量が武器で、ドリブル、シュートも得意。166センチ、56キロ 。家族は両親と兄。

サンフレⅤ逸「事故みたいな失点」

流通経大柏高対広島ユース 前半43分、流通経大柏高・大前(右)とヘディングで競り合う広島ユース・篠原(手前)

流通経大柏高対広島ユース 前半43分、流通経大柏高・大前(右)とヘディングで競り合う広島ユース・篠原(手前)

 サンフレユースにとって痛すぎる失点だった。後半7分、左サイドからグラウンダーのクロスを上げられる。飛び出すGKとDFが“お見合い”した形になりボールは間を抜けた。フリーの選手が右足でゴール。「事故みたいな失点」と森山監督は悔やんだ。

 前半から攻め込まれた。相手のプレスが早く攻撃の芽を詰まれる。なんとか0-0で折り返した。ハーフタイムに森山監督は「もっと前に出てつないで、オレ達のサッカーをしよう」とゲキを飛ばした。後半9分、U-17、18で活躍するMF岡本知剛(2年)の右クロスに、来季トップ昇格が決まっているMF横竹翔(3年)が頭で合わせたが枠外。「流れがきたと思ったのに…。決め切れなかった」(横竹)。後半30分には岡本が左クロスに飛び込んでGKと交錯するもノーゴール。得点を奪うことはできなかった

 3年ぶり2度目の全国制覇を目前にして涙を飲んだ。昨年の全日本ユースも8強で滝川二高に1-4で完敗。そこからはい上がった。当時の主将は現在トップに所属するMF遊佐。「負けてから遊佐さんが熱いプレーで練習を引っ張ってくれた。それに1、2年生がついていった」と横竹は振り返る。そして「自分もやらないと」。横竹は昨年、2年生で全日本ユースに出場し、Jユースで優勝メンバーとなった。今週末にはもう予選が始まる。【網 孝広】




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