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松田直樹インタビュー 新しいDF像を作る!!

松田直樹
 ニッカンスポーツ・コムでは市川大祐(22=清水)柳沢敦(25=鹿島)に続く高校サッカー推進委員インタビュー第3弾として松田直樹(25=横浜)に話を聞いた。前橋育英高時代は3年連続で選手権に出場。高校NO・1のDFとして高く評価され、Jリーグ10球団が争奪戦を繰り広げた末に横浜に入団した。

 世界に羽ばたいたパルマMF中田英寿(25)とは、中学3年の時から「将来の日本代表」として顔を合わせた仲。Jリーグ入り後は屈指のDFとして成長し、各年代別の世界選手権や五輪にも日本代表として出場した。今年6月のW杯でも活躍し、ジーコ・ジャパン入りもするなど、日本を代表するDFとして自他ともに認める。モデル並みのルックスとサポーターの熱い声援を受ける松田に、ここまでの歩みとサッカー観をたっぷりと語ってもらった。

(写真=横浜対柏 前半36分、横浜DF松田直樹はゴールを決めると両手を広げ喜ぶ=02年7月27日、東京・国立競技場)

 ズにあこがれFWをやっていた高校時代 

−−高校選手権の季節が来ました。前橋育英では3年間、出場されていますね。

 松田 みんなで戦って、今ではいい思い出になっていますね。(成績を含め)選手権そのものにいい思いはないのですが、当時のメンバーとは今でも年に1度くらいは会ってますよ。

−−当時はカズ(三浦知良=神戸)にあこがれて写真を部屋に貼っていたそうですね。確か、最初はFWをやっていたとか。

 松田 そうですね。中学時代は完ぺきにFWでしたね。高校に入って1年目にDFと両立して、それからDFになりました。これまでを振り返ると小学校時代からずっと良い指導者に巡り会ってきたんです。高校の時の山田(耕介)監督も。高1の時に参加したU−17の合宿で小嶺さん(当時U−17日本代表監督、現長崎・国見高総監督)に出会ったのも大きかった。山田監督が小嶺さんの教え子で…。

−−小嶺監督から長身を生かして「センターバックをやれ」とDFへの転向をすすめられたのが大きな転機でしたね。その合宿を含めて中田選手(パルマ)とは各年代の代表などで一緒にプレーしていますね。

 松田 中田とは中学3年で出会ってから一緒にやってきています。海外に出ても結果を出してる。いい意味で見習っていますよ。サッカーへの取り組み方とか姿勢とか。もちろんそれは他の選手にも言えるんですけど。いろんな選手から学ぶべきことは多いです。俊輔(中村=レジーナMF)からも勉強になることはいっぱいあったし、能活さん(川口=ポーツマスGK)からもウエート練習とかいっぱい学びました。


 でも出来るDFになりたい 

−−横浜入団後も周囲の刺激を受けながら成長し続けているわけですね。

松田直樹と三都主アレサンドロ
(写真=清水対横浜 後半20分、清水FW三都主アレサンドロと激しく競り合う横浜DF松田直樹(左)=02年11月9日、静岡・日本平スタジアム)
 松田 マリノスを選んだのも井原さん(浦和DF)や小村さん(仙台DF)がいたからです。

−−ポスト井原と呼ばれ、今ではあこがれの選手として目標にされる立場になりましたね。

 松田 どうですかねえ。まあ人気とかそんなのは全然気にしてないですけど。(高校生ら次代のJリーガーに)あこがれられるような存在なら、それはそれでうれしいです。ただ、自分が見られてるという意識はあまりないですね。それよりも自分としては「新しいDF像」が出来たらいいなとは思います。まだまだですけど。自分にとってはそれが「夢」ですね。

−−松田選手のプレースタイルは、従来のDF像を超えた規格外のものに感じます。守備だけではなく前線にも上がるなど、攻撃的な側面も兼ね備えた選手に見えますが。

 松田 なんて言うか、DFというと(守備で)ガチガチな感じだったでしょ。でも、僕は何でも出来るDFになりたい。全部揃ってるDFですね。


 フリカの選手のプレーが好き 

−−横浜ではリベロも務めるが、トルシエ監督時代は日本代表のフラット3の右ストッパーという重責を担った。柔軟に対応する一方で、フィジカル(身体能力)の強さは定評がありますね。

 松田 この間、対戦したアルゼンチン(02年11月20日)も個々の選手のフィジカルは強かったけど、それ以上に凄いと思うのはアフリカ系の選手ですね。筋肉の質が違います。プレーも好きですねえ。フィジカルという点ではさっきも話しましたが、僕は能活さんから受けた影響が大きいですね。

−−日本代表でも中心選手ですが、来季は岡田新監督のもとで新生マリノスをけん引する立場にもありますね。

 松田 新しいことをやる監督だと思うし、厳しい感じだけれどやりがいがありますね。日本人の監督でトップクラスだと思うし、いい意味で(来季は)新鮮な気持ちでサッカーがやれます。自分だって試合に出られる保証はないんですから。

−−常に進化を念頭に置いているんですね。今後も横浜、そしてジーコ・ジャパンの中心選手として日本サッカー界のリーダーとして期待しています。


松田 直樹  (まつだ ・ なおき)
松田直樹
 1977年(昭和52年)3月14日、群馬県桐生市生まれ。小3でサッカーを始め、相生中3年で全国大会を経験。前橋育英では3年連続で全国高校選手権に出場。93年U−17で世界選手権8強。95年ワールドユース8強。卒業後に横浜入り。96年アトランタ、00年シドニー五輪出場。今年6月の日韓W杯出場。家族は妻と娘1人。183センチ、78キロ。A型。

(写真=横浜対柏 前半36分、横浜DF松田直樹はゴールを決め喜ぶ=02年7月27日、東京・国立競技場)
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