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帝京PK勝ち!監督もホッ

<帝京2−2(PK4−2)初芝橋本>
 総体の覇者帝京がPK戦の末、辛くも初戦を勝ち上がった。古沼監督は「初戦は得てして苦しむもの。勝って正月を迎えられて良かった」と胸をなで下ろした。前回はまさかの初戦(2回戦)敗退を喫しただけに、表情には安ど感が漂っていた。

 後半逆転に成功した。だが逃げ切れなかった。28分に追いつかれ、2−2で80分間が終了。試合を支配していただけに嫌な予感がよぎるものだが、カナリア軍団はPK戦に絶対の自信を持っていた。8月の総体ではPK戦2勝。2回戦滝川二戦4−3、準決勝多々良学園戦は5−3で勝利を手にした。この日、先に失敗したのは帝京だったが、その後3人がきっちり決めた。「選手はあまりPK練習はしたがらないものだが、練習の最後に蹴っていたようだね」と古沼監督は選手の自主性を褒めた。

 決してスター選手はいない。Jユース全盛で、戦後最多優勝6度を誇る帝京も、ユース代表クラスが集まらなくなった。逆境の中での連続出場は、走りを基本に鍛え上げ、頭を使ったサッカーを教え込んだ古沼監督の手腕によるところが大きい。「次の試合は気持ちを楽にして戦えると思う」。名伯楽は強い精神力を見せた選手たちに、ちょっぴり自信を深めたようだった。

写真=後半10分、帝京FW関口(右)にヒップアタックを食らう初芝橋本GK吉田(撮影・たえ見朱実)


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